LPガス

LPガスってどんなエネルギー?

容器の中に入っているLPガスが液体だということをみなさんは知っていましたか?LPガスは石油ガスを液化したもので、正確には液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)といいます。そしてこの頭文字を取ってLPG=LPガスというのです。ここでは、LPガスの成分や性質について、都市ガスとの違いについてご紹介します。

LPガスの種類

家庭で使われているLPガスの主成分は、プロパン(C3H8)がもっとも多くなっています。このためLPガスはプロパンガスとも呼ばれています。また、ガスライターの中に入っている液体はブタン(C4H10)と呼ばれる成分で、LPガスの一種です。このように、LPガスとして用いられているガスは、炭素(C)の原子数が4以下の炭化水素(CH)の混合物になっています。

LPガスの性質

LPガスは簡単に液体になる性質があります。液体になると、体積は気体の時の250分の1になります。輸入したり、ご家庭にお届けしたりする時には、液体にして効率よく運んでいる、というわけです。

バルク供給システムとは

お客様のお宅に設置された「バルク貯槽容器」に「バルクローリー」から直接LPガスを充填する方法です。軒先でのLPガス充填に不安を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、「バルク貯槽容器」及び「バルクローリー」には安全の為、安全装置がついており、また専門の知識を有する資格者が軒先での充填を行う為、安全は確保されます。ガス料金については、8㎥以上使用料のあるお客様はシリンダー料金よりもお得になります。

ガス器具をご使用の際は?

●新しくガス器具をご使用の際には、LPガス専用の器具であることを確認してください。都市ガス用器具は使用できません。
●LPガス用器具は全国共通です。
●ガス器具は、取扱説明書をよく読んでから、正しくご使用ください。
●ガス器具の保証書は大切に保管してください。

点火・消火は必ず目で確認

●火が点いたかどうか、使用後火が消えたかどうか必ず目で確認してください。
●LPガスを使っているときは、その場を離れないようにしてください。
●ガス器具の近くに、燃えやすいものを置かないでください。
●器具が点火しにくい場合は、すぐに販売店に点検を依頼してください。

換気はしっかり忘れずに

●室内でガス器具を使用するときは換気扇を回したり、ときどき窓をあけて十分換気してください。
●特に瞬間湯沸器は、燃焼量が大きいので、必ず換気扇を回してください。

CO(一酸化炭素)中毒にご注意

LPガス-1
LPガス自体には毒性はありません。しかし、不完全燃焼を起こすとCOが発生します。COは、きわめて強い毒性をもっており、その物性は空気とほぼ同じ比重で、無色・無臭のためほとんど存在に気がつきません。わずかでも吸い込むと中毒を起こし、死につながります。